指導の難しさ!受講者の苦悩!
2020/01/10
指導者の道を歩んで40年目に入りました。
今まで指導させて頂いた受講生の方は数千人を超えています。
受講生の方も老若男女、色んな性格、色んな体格、色んな考え方、十人十色です!
指導者も十人十色!指導法も十人十色!
世界的に見てもコアを意識したアメリカの指導、腕の振りを意識したスペインの指導。
その他国や環境、国民性においても多種多様です。
その多種多様な中で受講される皆さんも多変だと思います。
スクールの指導方針で”誰に受けても同じ指導””誰に受けても同じアドバイス”というスクールもあれば、
コーチによってアドバイスが違う、指導方法が違う。どれを信じたら、誰を信じたらいいか判らない。
多々耳にする事です。
受講生の方の苦悩も理解できます。
ではそんな時どう解決すればいいか?どう対応していけばいいか?
答えは”直観です!”ある意味感覚です”
よくある話で私は文系!僕は理系!
生まれつき文系、理系なんてありません!
家庭環境や人間関係もありますがある意味直観や偶然の感覚による事が多いです。
幼稚園の時、好きな先生に教えてもらった算数が好きになる。
小学校の時の国語のテストで自分以外の生徒の点数がたまたま悪くトップになり楽しくなる。
嫌いな先生になってからその教科の成績が下がる。
ただの勘違い、思い込みです。
テニスにおいても同じことが言えます。
好きなコーチがストローカーでフォアハンドの教え方が上手で上達が早かった。
そしてストロークプレーが軸になる。
たまたま出たネットプレーでボレーが続いて決まって勝てた。
そしてネットプレイヤーになる。
単なる思い込み、偶然、勘違いです!
でもその直感、勘違いを信じてしっかり指導を受けて下さい!
そうすれば一筋の光が見えます。
ただその悪かったプレイ、うまく出来なかったテクニック、合わなかった指導法。
これらを全否定しないで下さい!
今回はたまたま上手くいかなかった!今は体格的にこのテクニックが使い切れない!
今日は気分的に合わない指導法だった!
このように考えて下さい!
以前”信じるのにも実力がいる!”とブログで書きました。
その実力の一つがこれです!
信じた事をより最強にできるのは、信じれなかった事もいずれ吸収できる様になる事です!
得意なプレーで勝つ最強の方法は、不得意なプレーも習得する事です!
嫌いな事、いやな事を受け入れられるキャパシティー。
苦手なテクニック、難し展開を取り入れようとする思考!
人間的にも好きな人、相性の合う人、気楽に付き合える人!
こういう付き合いをすれば楽しいと思います。でも偏った付き合いしかできません。
でも苦手な人、嫌な人も受け入れられる器があれば、人間的にも大きく成長します。
自分を信じ、人を信じ、すべてを信じる実力はそんな風に考えられる実力もいります。
低年齢に必要なサーブは打点の低さから打ち上げる様な起動のサーブになります。
必然的にスピン系のサーブが要求されてきます。
でもそのスピン系のサーブを打つにはスイングスピードが不可欠となります。
スイングスピードを上げる練習として遠投サーブ(バックフェンスにダイレクトにあてる)をさせます。
こうする事でフラットなあたりもマスターできボールスピードとスイングスピードが上がります。
しかし実践でフラット系サーブは確率が下がります。使うことによってリスクをおかし、負ける事も有るでしょう。
だからと言ってフラットサーブを否定しては身長が伸びた時の武器としてのサーブを身に付けることが遅れます。
この様に上手くいかなかったテクニック、成功しなかった展開等を否定してしまわずに柔軟な感覚でテニスに向き合ってください。
また現在伸び悩んでる、なかなか結果が付いてこない、こんな方は苦手なテクニックにチャレンジ!
過去に合わなかった練習法!苦手だったコーチ!もう一度試してみるのも良いかと思います!