耳より情報
2021/02/03
女子シングルス
プロまたは選手レベルの女子シングルスの特徴は、ボールがフラットに近くテンポの速いラリー戦が多いのとバックハンドストロークの強さが特徴的だと思います。女子シングルスにおいてバックハンドはしっかり打てないと駄目なのです。女子選手は、回り込んでフォアを打つケースは男子選手に比べて少ないと思います。考えられることは、片手フォアは、どうしても腕力が必要な為、両手バックの方が攻撃力が出るのと、回り込んで中途半端なボールを打つとオープンスペースが出来るため、俊敏なフットワークでカバーが必要になります。後、回り込むと凄く体力を消耗するので、どうしても男子より筋力、体力、フットワークが劣ってしまうため、回り込みフォアを男子選手ほど使わないのだと思います。大阪なおみ選手、セレナウイリアムス選手などは、センターのボールを回り込んでバックで逆クロスに打つ女子選手特有のショットを得意としています。以前は女王として君臨していたシュテフィグラフなどは、バックハンドが片手スライスって事もあり超回り込みフォアで攻めまくっていました。現代テニスにおいて女子選手で片手バックの選手は少なくなったので、グラフのような戦術を使う選手は皆無に等しくなりました。現代テニスで片手バックスライスしか打てないのでは、まず勝機はないですからね。その点男子選手は、腕力が強いのと、片手バックの選手が多く見られるため(片手バックでは攻撃力が劣る)回り込みフォアを使う選手が多いように思います。男子選手はフォアハンドストローク、女子選手はバックハンドストロークの強さ、コントロールが必需品になります。
女子選手はネットプレーも少ないのは、ネットプレーは俊敏なフットワークが必要なので、高速ストローク時代になって男子以上に難しくなってきていると思います。昔ナブラチロワがやっていた、ネットプレーvsパッシングショットみたいなネットプレーではなく、ベースラインから追い込んでネットを取る(スニークイン)的なネットプレーが必要だと思います。
アカデミークラスは男子選手、女子選手それぞれに必要な戦術、技術、個性などを考慮した上で指導しております!!
2/8から始まる全豪オープンも上記のことなども頭に入れながら観るとまた違った楽しみ方が出来ると思いますよ!!